2011年 02月 04日
「構造躯体プレカット工法」 |
現在の新築現場では、プレカットの割合が80%以上といわれています。
プレカットとは木造住宅の構造躯体をプレカット工場で機械を使って加工します。
従来大工さんが手で墨付けを行い、手で加工(刻み)していました。
この手刻みから、技術の革新によりPRE(先に・予め)CUT(加工する・刻む)が
主流になっています。プレカット工法の進歩は工務店にとってもメリットがあります。
短期間で加工が終わる、寸法精度が高い、加工する場所(仕事場・道具)が要らない、
刻みによるゴミが出ない、価格的にメリットがあるなどです。
デメリットをあげるとすると、丸太などは機械加工出来ない、仕口・継手の加工に
限界がある、化粧部材の仕上げが人間の手のように繊細でない、刻みが出来る
若手職人が育たない、などでしょう。
私たち「材木屋」からみると一長一短あると思いますが、大工さんを数名雇い、
複雑な手加工を特注で受けるプレカット工場も増えています。
設計・施工 須山工務店 秩父市M邸
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by chichibu-kami
| 2011-02-04 07:05
| 秩父の工務店